新型コロナウイルス感染症に対する医師会の活動

渋谷区医師会では新型コロナウイルスの感染が広がり始めた2月より、区、保健所、基幹病院である日本赤十字社医療センター、都立広尾病院、JR東京総合病院、東海大学東京病院と連絡を取り合い、3月から8月までに合計4回の医療連携会議を開催しました。この会議により新型コロナウイルス感染症が疑われた患者様がスムーズに基幹病院を受診できるような体制を調整しています。

4月28日からは医師会運営で会員医師従事による「PCR検査室」を始動し、7月16日からは区からの委託事業としての「地域外来・検査センター」という形態に移行しながら、保健所から要請の患者様と区内医療機関から紹介された患者様のPCR検査を行っています。この間、区内医療機関で発生した事例のサポートや障がい者施設でのクラスター感染等にも対応してきました。

全国的な医療備品不足に対しては、区内医療機関に対して貸与された渋谷区災害時用備蓄マスクを配布し、都や寄付によるフェイスシールドや消毒アルコール等の供給を行ってきました。

また、東京都の軽症者宿泊ホテルへの従事医師派遣を行うと共に、「唾液を用いたPCR検査施設」を区内でとりまとめ、運営の補助を行っています。

今後も渋谷区医師会は、新型コロナウイルス感染症の対応として、区、保健所、基幹病院と連携を行いながら、区民の皆様の健康と安全・安心の確保に向けた取り組みを続けて参ります。

令和2年9月 一般社団法人 渋谷区医師会

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